都立庭園美術館

　先月末まで、東京都立庭園美術館にて、舟越桂展が行われていました。

　庭園美術館は、アールデコ調の建築物で、以前から一度行ってみたいと思ってたんです。どこでこの美術館を知ったかというと、「ギャラリーフェイク」という漫画がきっかけなんです。この「ギャラリーフェイク」という漫画、アートをテーマにした漫画なんですが、なかなか興味深い。「ひまわり」はもう１枚あったとか、基本的にはフィクションなのですが、なかなか良く調べてある。アートに興味のある人であれば、きっとおもしろいと感じていただける漫画なんですが、その中でこの庭園美術館が出てきたんです。入り口の所の、ガラスのレリーフなど、一度見てみたいと思いつつ、今回まできっかけがなく、過ぎてしまいました。今回、学校のＨ先生から庭園美術館で舟越桂展をやっているということを聞き、足を運ぶことにしました。
　舟越桂は、木を使用した具象彫刻家ですが、私の大好きな彫刻家のひとりでもあります。現在は、両性具有のスフィンクスシリーズとかを制作しているので、なかなかとっつきにくいタイプの彫刻に見えます。私も、前の作調の方が好きではあるのですが、でも現在の作調の方が彼のやりたいことなのではないかと考えると、理解できます。庭園美術館の部屋の中に、ぎゅうぎゅう並べるのではなく、その部屋の持つ空気の中に、ゆったりと彼の作品を置くという感じの展示でした。まぁ、若干やりすぎなんｊｙないか、シチュエーション作りすぎなんじゃないかと思う部分もありましたし、あのアールデコ調の重厚な建物の中に両性具有のようなセクシャルなものはないでしょうと、思う部分もありました。が、まぁ、いいでしょう。その展示された様子の写真集買ってしまいましたから（笑）建物以外にもなかなか興味深かったのは、その建物の前のアスファルト。この東京で、苔生した緑色のアスファルトが見れるとは思いませんでした。

コメント 2

お久しぶりです！

建築、彫刻ともに興味。
できることならご一緒したかった。。。

漫画も読めない毎日ですが、「ギャラリーフェイク」って読んでみたいわ。

それにしても、苔生した緑色のアスファルトに目がいくとは（＾＾）素敵。
その感性が好きよ

by kabu-chan (2008-11-14 02:09) 

kabu-chanさん
　お元気ですか?すっかりご無沙汰してしまって申し訳ない。一緒に行けるものなら行きたかったわ。でも、もうちょっと我慢だね。もう少し自由がききそうになったら誘うね。今度一緒に行こう！
by みらの (2008-11-16 01:00)