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レースを編む女 [アート]

 先週末は、卒業生と一緒に美術館に足を運びました。 この生徒は、去年私のクラスの生徒で、美術部の部長もしてくれていたのですが、将来は美大に進みたいと考えている生徒なのですが、一緒に国立西洋美術館でやっているルーヴル美術館展に行って来ました。私のお目宛は、フェルメールの「レースを編む女」です。それ以外にも、レンブラントとか、ラ・トゥールとか、ベラスケスとか、なかなかいい作品がきていたので、楽しみにしていました。こういう西洋の有名な美術館の作品展って、美術館の名前だけで、いい作品があまり来ないので、今までは足を運ぶということをしなかったのです。だって、そんな美術館が、自分の所の目玉作品を貸しだすわけないし、美術館の名前だけで人が集まってしまうんですもん。ルーヴル美術館なんて、ゆっくり見てまわったら1週間くらいはかかる広さなわけだし、展示してある作品以外にも、倉庫に腐るほど作品をもっているんだから、日本なんかに貸しだす作品なんて、名前も知らないような画家ばっかりというのが、私の定説だったのです。しかし、今回はフェルメールということで、混んでいるであろうという覚悟をして向かいました。なかなか良かったですよ。思っていたほど混んでなかったし、フェルメールもゆっくり見ることができました。他のも良かったし、なかなか見ごたえがありました。西洋美術館は、出たところの庭にロダンが置いてあるのがまたいいんですよ。青空の下、ゆっくり座りながら「カレーの市民」とか「地獄の門」とかを見て、「やっぱロダンはいいよなぁ。」なんて、ルーヴルを見に来ているのに、最後はロダンで納得して帰ってきたりなんかして。まだしばらくやっているみたいなので、ぜひ見にいってはいかがでしょうか。

 それにしても、今同時に六本木の新国立美術館でもルーヴル美術館展やってるし、それだけ作品を貸しだすってことは、ルーヴル美術館って、今改装工事でもやっているんでしょうか。よくあるんですよねぇ。改装工事で作品を動かさなくてはイケないようになってしまい、そんな時に海外の美術館に貸しだすってこと。貸し出し料はもらえるし、貸しだす側の美術館が輸送費とか保管費とか負担してくれるし、改装する側の美術館にとったら一石二鳥なんですよね。いいなぁ、自分のところで名画をもっている美術館は。高飛車ですよね。貸してやるんだからって。今回は並んでまで入館して、人と人の頭の間から作品を見てきましたが、実際にルーヴル美術館に足を運んだら、すぐ目の前で、じっくり見ることができる訳ですし。それだけ作品をもっているってことなんですよね。群がらなくてもいい。あぁ、パリのルーヴル美術館に行きたくなってきたわ。

レースを編む女.jpg


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みらの

kenjiiさん
 nice!ありがとうございます!
by みらの (2009-06-07 01:21) 

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