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タレント候補考察 [いろいろ]

 選挙期間のみ注目されて、たとえ当選したとしてもその後注目されることも少なくなるタレント議員。選挙の度に思うことですが、今回は特に3人の候補に思うことがあります。
 まずは、池谷幸雄。彼が清風高校の高校生としてオリンピックに出た年、私も高校生でした。世の中、清風の池谷西谷コンビのブームが起こっていて、私も近くの体育館に見に行ったりしました。ここ数年、職業がら、池谷幸雄に会うことが多くなり、直接話すわけではないのですが、近くで彼の人となりを見ることも多くなりました。私の印象は「なんてえらそうな奴!」です。集合時刻に遅れて、悪びれもしない。自分の教室の生徒には、かなり高圧的に出る態度。とにかく鼻につく嫌な奴。まだまだ若いのに、なにか勘違いしてるんじゃないかというくらい、周囲に対してえらそうなんです。オリンピックのメダルがそんなに凄いのか!?と言いたくなる。いや、メダルは凄いと思うし、それなりの努力もしてきた人だと思いますよ。ただ、彼の人生には、彼の考え方が見えてくるようで嫌になる。オリンピックの後、まるで芸能人のようにバラエティ番組などに出て、その後売れなくなると、やっぱり体操に戻ってきて体操教室を開く。その体操教室が軌道に乗ってきたら、次は政治ですか。あなたにとって体操とは何ですか?と言いたくなる。体操が好きなのではなく、人気やお金が好きなんじゃないですか?そんなひとつのことを大切にできない人に「スポーツを通して子供の未来を考えたい」とか、言われたくない。まずこれが第一。

 次に、谷亮子。私は常に、スポーツ選手にとって大切なことは、現役生活もそうですが、引退のタイミングだと考えています。谷亮子が、結婚しても、出産してもオリンピックを狙うその姿勢は、多くの女性に夢と希望を与えてくれたと思うんです。彼女くらいの人ですから、いつか政界に入ることもあるでしょう。しかし、それは完全に引退してからでもいいんじゃないかと思うのです。私は、一流のアスリートには一流の引退が必要であり、その代表がヒデや千代の富士だと思うのです。自分が納得できるパフォーマンスができないと起こった時には身を引くという潔さ。最期は潔く。そんなアスリートの中に、いつかはイチローなども入っていくのでしょうが、谷亮子もそんな一人だと思っていました。しかし、清原のようにしがみついてでも最後までやりきるというアスリートもいますから、その方向に方向転換したのだろうと思っていたのです。そんな中での出馬。そして現役も続けるという曖昧さ。両方とも、二束のわらじで達成できるものなのでしょうか。私はそうは思わない。ロンドンに全力で向かい、その後で政界に入ってもいいのではないかと思うのです。

最後に、岡部まり。彼女は、全国的には「誰それ?タレントなの?」くらいの知名度ではあると思うのですが、関西においては相当な知名度をもつ女性です。私は、毎週金曜日の23時30分、テレビで彼女に会っていました。23時という深夜にもかかわらず、20%を超える視聴率を誇る、関西のお化け番組「探偵ナイトスクープ!」の局長秘書が、岡部まり。それ以外の番組では、まず彼女の姿を見ることはないのですが、それほど伝統と人気のある番組が「探偵ナイトスクープ!」なのです。この番組は、探偵局の探偵が世に出て、視聴者からの依頼を調べていくという番組で、秘書はというと、視聴者からの葉書を読んだり、コメントしたりというのが仕事で、それがおもしろかったのです。しかし、それがどのように政治につながるのでしょうか。そのような高尚な番組ではなく、地域密着型の娯楽番組だったはずです。岡部まりがナイトスクープに出なくなって、関西では大きな損失です。彼女が政界で仕事をするよりも、大きな損失だと思うのです。人間、自分の仕事というか役割を自覚した方がいい。私はそう思います。

 現段階で、谷亮子は当選。岡部まりは落選。池谷幸雄はわかりません。落選した岡部まりは、ナイトスクープに復帰するのでしょうか。復帰できなかった時、彼女は自分の失ったものの大きさに気づくのではないのでしょうか。議席を増やしたい政党の口車に乗り、出馬したものの、落選したその後のことは考えていないのでしょう。そう考えると、タレントを選挙に担ぎ上げる政党が、悪に思えてきて仕方ないのです。
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駿河の海老太郎

こんばんは!

昨日~今日の明け方までは、「Event Day」でしたね。
・参議院選挙投票日
・大相撲、名古屋場所初日
・サッカーW杯、決勝戦・オランダvsスペイン
どれに注目していましたか?

そういえば、朝、起きて衛星劇場を少し見ていたらビックリ!「女人天下」が再放送されていました。

「妖婦 張 禧嬪」(BS11)ですが、荘烈王后が昭儀
(張 禧嬪)に対して怒って、女官を刑具に縛り付けて叱り付けていたところ、心労で倒れて、そのまま亡くなりました。昭儀にとってみれば、最初は味方でも、後に敵対する大王大妃がいなくなったわけですから
喜んでいますよ。清城府院君も亡くなりましたし。
邪魔者が次から次へと姿を消して、清々したってところでしょう。現在、懐妊中で王子が生まれたら中殿の座を虎視眈々と狙っていますからね。

あ、そうそう、もうすぐ「千秋太后」がBS朝日で始まるんですね。録画&視聴が大変だぁ~。

「イ・サン」も正祖が遂に即位しましたね。
反対派も多そうで、前途多難の印象ですね。父である
思悼世子が陥れられて亡くなっている訳ですから、
反対派の処罰は致し方ないですけどね。


by 駿河の海老太郎 (2010-07-12 21:46) 

駿河の海老太郎

今回のお題は、「タレント候補」ですかぁ?

>そう考えると、タレントを選挙に担ぎ上げる政党が、悪に>思えてきて仕方ないのです。
う~ん、確かに集票という点では、知名度が高いほうが有利でしょう。○○省のお役人とかを立てるよりは。
本当に政治家になるという意志があるのなら、ちゃんと
勉強して公約でも掲げて、というぐらいじゃないとダメで
しょうね。

では、俺は他の「タレント候補」について書きます。
・堀内 恒夫
元巨人エースにてコーチ・監督も務めた人。 巨人の監督として球団史上初の、負け越し監督です。
公示前は、「知名度の高さで開票と同時に当確が出る」
と言われていたが…。
「名刺は出さない。握手は片手。演説では『野球選手は頭を下げない』なんて言ってしまう。傲慢な態度で、どんどん票を減らしました」(自民党関係者)
あの清原選手に「あ、独裁者みたいな監督さんいましたね。今度の参議院選挙に出る人。」とまで言われちゃいましたからね。現役時代も「甲府の悪太郎」なんていう異名も取りましたしね。本人も「だって知らない人に頭なんか下げたことないもん。」って言っていましたし。
監督時代に続いて、また汚点を残しちゃいましたね。
今回、本人が拒否した「ドブ板選挙」から、やり直さないと
次回、立候補しても当選は無理でしょう。

・中畑 清
元・巨人選手&コーチ
新党の「立ち上がれ日本」から比例で立候補した「絶好調男」「政策は、平沼先生、与謝野先生が言ったとおり
です。」というのをTVで見ましたが。これでは、落選も止むなしかな?

この2人、日テレ、ラジオ日本、スポーツ報知といった讀賣系の解説者でしたが、復帰させてもらえるんでしょうかね?讀賣のドン、渡邊 恒雄会長の推薦、いやゴリ押し?だったそうですが。讀賣ブランドも地に落ちた?

・桂 きん枝
「かつての巨人のエースが出るなら、阪神Fanが黙っていない。」ということで?、民主党から比例で立候補したきん枝師匠。比例といっても、YAWARAちゃんや池谷
君と違って、関西でしか演説はしなかった、とのこと。
桂 三枝、西川 きよし、月亭 八方と関西の師匠・大御所系が応援に駆けつけたんですけどね。
応援団が派手すぎて?、本人が埋没してしまった感は否めないですね。聴衆の中には、三枝師匠が応援演説に駆けつけた際、「何で三枝さん出えへんの?」なんていう人もいたとか。まあ、そりゃ、そのほうが票は獲れたでしょうけど。三枝師匠も「投票用紙に三枝と書かんといてやあ。」と言っていたとか。
応援団が派手すぎて、本人が埋没してしまった例として思い出されるのが、石原都知事の三男、宏高氏。
最初の選挙で、あの「石原軍団」が応援に駆けつけたから、本人が埋没してしまったそうですが。
ところで、落語協会も脱退して選挙に挑んだきん枝師匠。落語協会に戻れるんでしょうか?

・三原 jじゅん子
自民党のタレント候補で唯一、当選。正直、「金八先生
の、あの不良少女が?」という印象は拭えませんけど。
本人は、「女優業を捨てて、選挙に臨んだ。」ということ
もあって、「二足の草鞋」を履くことを宣言したYAWARA
ちゃんを痛烈批判。
彼女のウリは、介護と医療。自ら介護施設を運営し、子宮頸がんを患った経験から、ワクチン接種の無料化を訴えるなど、いわゆるタレント候補と差別化を謀る戦略が当たった、とのこと。
まあ、ここまで精力的に活動しているんですから、少しは期待しましょう!

え、岡部 まりさん?彼女もちょっとかわいそうでしたね。
小沢前幹事長に担がれたんでしょ。担がれたものの、
担いだ神輿の張本人が菅首相の「静かにしていてください。」発言で、表舞台には出てこれず。ああ見えて、意外と弁が立たなかった、という話もありますし。
ABC朝日放送の渡辺 克信社長も「番組への復帰はない。」と言ったとか。
まあ、総じて今回の「タレント候補」は惨敗でしたね。

あと、気になったのが、「小泉チルドレン」のリベンジ戦。
有名なところでは、
○片山 さつき
○佐藤 ゆかり
×杉村 太蔵
って感じですね。
それにしても、いつから参議院選挙が衆議院選挙のリベンジ戦になったんでしょうか?

今回の民主党の敗因は、菅首相の自民党の尻馬に乗っての「消費税10%」発言でしょう。何か応援演説とかを聴いていても、お詫び行脚をしているように感じました。

現職の千葉法相も落選しちゃいましたね。
このままだと9月の民主党の代表選で菅首相が再選するのかさえ分からない状況になってきました。また首相交代なんていうことにならなければいいのですが。

あ、学校は、今日から夏休みですか?

 







by 駿河の海老太郎 (2010-07-17 06:22) 

みらの

駿河の海老太郎さん
 なるほど、人によって着目している人物が違うのっておもしろいですね。でも、私もきん枝は、立候補自体がおかしいと思っています。関西のテレビでは、きん枝はかなり悪いことをしているイメージで、法に触れているんじゃないの?って気もします。そんな人が立候補しちゃだめ。
 野球人もやめてほしい。というか、スポーツ選手はやめてほしい。なんだか夢が壊れるような気がするんです。夢のスポーツ選手が、急に現実味を帯びてくる感じがして嫌なんです。
 リベンジ選挙も、同じくやめてほしい。参議院を馬鹿にしているんですか・という感じ。杉村太蔵は、落選して当たり前。小泉さん人気にあやかっただけの人ですから。話を聞いていても、馬鹿丸出しの気がしてなりません。
 学校は、来週の水曜日から夏休みです。まぁ、毎日出勤しますので、休みという訳ではありませんが。授業がないだけ楽にはなりますね。
by みらの (2010-07-17 22:46) 

みらの

kenjiiさん
 nice!ありがとうございます!
by みらの (2010-07-17 22:47) 

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